
2025.6.13

2025.05.10
中庭に雨が降っても大丈夫ですか?」 そんなご質問をよくいただきます。
特に最近では、局地的な大雨も多く、外部空間の雨水処理について心配される方が増えています。 私たちは20年以上にわたり中庭のある住まいを数多く手がけてきました。
その経験を活かし、気象の変化にも対応できるよう、さまざまな雨水対策を取り入れています。 今回は弊社が行っている中庭の雨水対策について、主なポイントをご紹介します。家づくりの参考になれば幸いです。
【目次】
中庭の雨水対策の基本は「排水計画」です。
素材選びから排水経路の設計、適正な勾配の確保まで、初期段階でしっかりと計画します。
排水溝を設置し、雨水は外部へ排出、または浸透式の排水方法を採用することで、効率よく水を流します。
雨水は上から降るだけではありません。
屋根や樋(とい)を伝って流れ込む水量も含め、正確に計算を行います。
その上で、排水管の本数や太さを決定し、万が一の大雨でも耐えられるよう設計します。
落ち葉や泥などによって、排水口が一時的に詰まってしまうこともあります。
そのようなトラブルにも備え、もうひとつの排水ルートを設けた「二重の排水対策」を実施。
ひとつの排水が機能しなくなっても、もう一方が水を流すことで、リスクを最小限に抑えることができます。
中庭は外部空間であるため、落ち葉やゴミがたまりやすい場所でもあります。
そのため、排水溝の定期的な点検と清掃が大切です。
私たちは、排水設備の配置や仕上げにも配慮し、日々のメンテナンスがしやすい設計を行っています。
中庭は、光や風、空を感じられる心地よい空間。だからこそ、安心してその時間を楽しめるよう、見えない部分の設計にもしっかりとこだわっています。
雨の日も晴れの日も、気持ちよく過ごせる中庭のある住まい。
そのための工夫を、私たちは土地の条件や建物の形状がすべて異なる、フルオーダーの注文住宅を手がけているからこそ行っております。

(ホームページ:https://masuken-t.jp/)
宇都宮市に拠点を置くマスケンは、1994年の創業以来30年、注文住宅の設計・施工を栃木県全域で行っており、特に中庭付きの注文住宅は多くのお客様より高評をいただいております。 一級建築士事務所登録と特定建設業許可を取得しており、高い設計・施工力により理想の家づくりを実現しております。
こだわりの住宅をご検討の方は、ぜひ弊社にお気軽にご相談ください。

