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マスケン新社屋 第32回栃木県マロニエ建築賞受賞しました
2020.10.13
2020年10月13日、第32回栃木県マロニエ建築賞が発表されました。
今年は、
株式会社マスケン新社屋がマロニエ建築賞を受賞いたしました。
栃木県マロニエ建築賞とは
栃木県マロニエ建築賞は、美しい景観に配慮したまちづくりに対する意識の高揚と建築活動の活性化を図ることを目的として、都市景観の形成、歴史・文化の創造及び建築水準の向上等に寄与するものと認められる建築物又は建築物群が表彰されるものです。
講評より
地域に根差す工務店の新社屋である。
周囲に住宅地がひろがる幹線道路脇の敷地という立地、自社による施工、そして自社にとっての最適な執務空間の獲得という種々の条件を十分に咀嚼することから、低く抑えられ伸びやかに街と連続して良質な景観をもたらす新しい社屋のあり方を導き出している。
基本的に平屋であり、内部は天井高が大きく取られて広々とした空間が広がり、本棚や収納でゆるやかに分節され、閉塞感なくつながった心地よい一体の空間になっている。
そこから外部へ適度の視界が抜ける窓が設けられ、街とのつながり感が演出されている。
社内のコミュニケートを誘発するようなフレキシブルな空間としつつ、一方で囲まれ感がある落ち着いた仕事に集中できる場が作りだされている。
木造軸組構造という、住宅にも使われるごく一般的な構造形式を使って、外部的には住宅スケールに抑えて街になじませながら特徴的な外観が美しい景観の形成に寄与し、内部的には構造形式を感じさせないスケールの大きいおおらかでリラックスできる空間を獲得していて、これからのオフィスの一つのあり方を示唆するような建物となっている。
詳しくは、栃木県のホームページ>第32回栃木県マロニエ建築賞受賞作品決定 をご覧ください。