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地盤調査前に設計者が確認しているポイントとは?|土地探しで自ら確認もできる視点を解説|北関東(栃木・群馬・茨城)の注文住宅

2025.12.19

執筆
マスケンデザイン室
執筆
マスケンデザイン室

マスケンデザイン室は全員が建築・住まいづくりの専門資格を保有したプロフェッショナル集団。

これまでに中庭・平屋を中心とした累計200棟以上の注文住宅の設計・施工を手がけ
北関東(栃木・群馬・茨城)の多様な敷地条件に合わせた住まいをご提案してきました。
本記事は、その経験と知見をもとに、家づくりを検討する方へ向けて分かりやすく解説しています。

これまでに中庭・平屋を中心とした累計200棟以上の注文住宅の設計・施工を手がけ
北関東(栃木・群馬・茨城)の多様な敷地条件に合わせた住まいをご提案してきました。

本記事は、その経験と知見をもとに、家づくりを検討する方へ向けて分かりやすく解説しています。

在籍者資格:一級建築士/二級建築士/インテリアコーディネーター/宅地建物取引士など
在籍者資格: 一級建築士/二級建築士
インテリアコーディネーター
宅地建物取引士など

今回の記事はこんな方におすすめいたします。(記事時間5分)
・土地探しの段階で、地盤に不安を感じている方
・地盤調査の前に、自分でも確認できるポイントを知りたい方
・設計者が現地で何を見て判断しているのかを知りたい方

土地探しをしていると、「この土地は地盤的に大丈夫だろうか?」と不安になる方は少なくありません。
地盤の良し悪しは最終的に地盤調査によって判断しますが、実はその前段階でも確認できるポイントはいくつかあります。

マスケンでは、地盤調査を行う前に必ず敷地を歩き、周囲の環境や地形、水の流れなどを確認します。
こうした見方は専門家だけのものではなく、ポイントを知っていれば、施主ご自身でも土地探しの段階で確認できることが多くあります。

この記事では、土地探しの段階で自分でも確認できるポイントと、設計者が現地で必ず見ている確認ポイントを整理しながら解説します。

1. 地盤調査前に分かるのは「安全かどうか」ではなく「注意点」

はじめに大切な前提として、地盤調査前に分かるのは「安全」「危険」といった結論ではありません。
分かるのは、あくまで注意すべき点がありそうかどうかです。

・水が集まりやすそうな立地か
・盛土や造成の影響を受けていそうか
・周囲と比べて不自然な高低差がないか

特に一番分かりやすいのが地名です。水や川や沼などのつく地名は元々川が流れていたり、沼などの湿地帯だった可能性が高いです。
例)沼津、笹川、水内など

こうした点を事前に把握できるだけでも、土地購入の判断材料になり、設計や予算の考え方が整理しやすくなります。

2. 土地探しで自分でも確認できるポイント

土地を見に行った際は、難しい知識よりも、次のような点を順に確認するだけで十分です。

・道路より敷地が低い、または極端に高い
・雨のあとに水たまりが残りやすそうな場所がある
・足元が柔らかく、踏むと沈むような感覚がある
・敷地の一部だけ草が極端に生えている

これらは地盤調査の結果そのものではありませんが、設計者が「一度立ち止まって考えるサイン」として見ているポイントです。

3. 設計者が現地で必ず見ている確認ポイント

設計者は、敷地単体だけでなく、周囲との関係性を含めて土地を見ています。
特に次の点は必ず確認します。

・雨水がどこから入り、どこへ抜けていくか
・敷地境界付近に埋め戻しや不自然な段差がないか
・擁壁や土留めが必要になりそうな高低差があるか

これらは特別な道具がなくても確認できる内容です。
ポイントは、敷地の中だけで判断せず、周囲を一周して全体の関係を見ることです。

4. 周辺建物や擁壁から読み取れること

敷地の周辺にある建物や構造物も、土地条件を知るための重要な手がかりになります。

・大きくしっかりした擁壁が多い
・基礎や塀に補修の跡が見られる
・側溝に常に水や泥が溜まっている

これは特に山を切り開いた分譲地に多く見られ、中心地は切土となっており比較的安心です。しかし、分譲地の端にあり擁壁のある土地は盛り土の場合が多く、注意が必要です。

こうした状況がある場合、地盤だけでなく、排水や造成計画が設計に影響する可能性があります。

設計者は、こうした「周囲に残る情報」から土地の前提条件を整理します。

5. ハザードマップと地形図で客観的に確認する

現地で感じた印象は、必ず客観的な情報と照らし合わせることが大切です。

・自治体が公開しているハザードマップ
・国土地理院の地形図や等高線

これは近年の天候の中で線状降水帯によるゲリラ豪雨による浸水被害なども多くなっていますので自分でも確認できるポイントの代表的な項目です。

これらを確認することで、「なぜこの土地がこう見えるのか」を冷静に整理できます。
不安を煽るのではなく、起こり得ることを理解した上で設計につなげる視点が重要です。

▼国土交通省ハザードマップポータルサイト

まとめ:設計者の視点を知ることで、土地探しの精度は上がる

地盤の最終判断は地盤調査で行いますが、その前段階でも確認できるポイントは数多くあります。

・高低差と水の集まり方
・地面の状態や埋め戻しの気配
・周辺建物や擁壁の状況
・ハザードマップや地形図との照合

設計者が見ているポイントを知ることで、土地探しの精度は大きく高まります。

マスケンでは、敷地を実際に歩き、土地条件を読み取りながら、
配置・構造・排水・コストまで含めた家づくりを行っています。

土地購入前の不安や疑問についても、「この土地、どんな特徴がありそうですか?」といった段階からお気軽にご相談ください。


マスケン

(ホームページ:https://masuken-t.jp/)

宇都宮市に拠点を置くマスケンは、1994年の創業以来30年、栃木県・茨城県・群馬県で住宅の設計・施工を手がける“一級建築士事務所 × 建設会社”のハイブリッド型住宅会社です。

中庭のある住まいや平屋など、敷地を活かした自由設計に評価をいただいており、質の高い設計力と自社施工の技術力により、プライバシーと開放感を両立した理想の住まいを実現します。

こだわりの住宅をご検討の方は、ぜひ弊社にお気軽にご相談ください。


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